2024/07/06 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
マルがかまくらの絵(え)に手(て)を当(あ)てると、次(つぎ)の瞬間(しゅんかん)、違(ちが)う町(まち)にいた。そこでは湯気(ゆげ)が立(た)ち、たくさんの人(ひと)が写真(しゃしん)を撮(と)り、ゆで卵(たまご)を食(た)べ、足湯(あしゆ)をしていた。直後(ちょくご)、マルはマルコムとの取(と)っ組(く)み合(あ)いでできた全身(ぜんしん)のけがに気(き)づく。額(ひたい)からは血(ち)が出(で)ていた。そこへおばあちゃん猫(ねこ)が。「夢千代(ゆめちよ)」と名乗(なの)り、そこが新温泉町(しんおんせんちょう)と教(おし)えてくれた。そして「けがを治(なお)そう」とマルを案内(あんない)する。
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