【前回（ぜんかい）までのあらすじ】

　マルは大親友（だいしんゆう）コウノトリ、ジョイと再会（さいかい）。ジョイは兵庫県（ひょうごけん）には動物（どうぶつ）だけが通（とお）れる秘密（ひみつ）のトンネルが東西南北（とうざいなんぼく）の端（はし）にそれぞれあり、マルが東端（とうたん）の尼崎（あまがさき）から北端（ほくたん）の新温泉町（しんおんせんちょう）に一気（いっき）に飛（と）んだことを考（かんが）えれば、マルコムは西端（せいたん）の上郡町（かみごおりちょう）か南端（なんたん）の淡路島（あわじしま）にいるのだという。マルはジョイの背（せ）に乗（の）り、迷（まよ）うことなく「まだ行（い）ったことがない」上郡町（かみごおりちょう）へ。再（ふたた）び別（わか）れのときが近（ちか）づいていた。

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