2024/11/16 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
マルは偶然(ぐうぜん)コザクラと再会(さいかい)し、宝石泥棒(ほうせきどろぼう)の容疑(ようぎ)で警察(けいさつ)に追(お)われるマルコムのナゾが解(と)けた。マルコムはコザクラを、三(さん)カ月前(げつまえ)に病気(びょうき)で亡(な)くした人間(にんげん)のおばあさんと光(ひかり)のトンネルで再会(さいかい)させるため、コザクラがおばあさんからもらい、宝石商(ほうせきしょう)に奪(うば)われたという宝石(ほうせき)を手(て)に入(い)れようとしていたのだった。しかしコザクラの一番大切(いちばんたいせつ)なものは、おばあさんとの思(おも)い出(で)だった。
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