「子どもに『あなたのこと嫌い』」教員間暴行の加害教員、児童にも

2019/10/10 05:55

神戸新聞NEXT

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、同小の仁王(におう)美貴校長(55)が9日、市役所で市教育委員会の担当者と記者会見した。 関連ニュース 学生の人格否定、部下の年齢や容姿中傷 神戸大が2教員を処分 女子児童に盗撮未遂やセクハラ…救急現場でカード窃盗も 神戸市の教員や消防職員ら10人処分 10年以上無免許運転で人身事故の教諭を懲戒免職 兵庫県教委

 仁王校長らとの主なやりとりは次の通り。
 -被害教員は加害教員にどういう「嫌な行為」をされたのか。
 「『黙れ、偉そうに言うな』などの暴言、子どもの前で自分のことを悪く言う、などの話を聞いている」
 -悪く言うとは。
 「『反抗しまくって学級をつぶしたれ』などと(子どもに)言ったと。加害教員から事実確認はできていないが、7月の面談時は『言っていません』と否定していた」
 -被害教員が激辛カレーを無理やり食べさせられる動画を見た感想は。
 「カレーの動画だけではなく、休職後に被害教員が手紙で知らせてくれる内容は、本当に驚くものばかりだった。絶対に許されるものではなかった」
 -児童に対して(聞き取りなどの)確認をすることは。
 「子どもには何も聞いていない。今後も聞く予定はない。できるだけ子どもは巻き込みたくない」
 -加害教員が児童にした不適切な言動や体罰は。
 「1人には『あなたのことは嫌い』という言葉。もう1人に対してはいすを後ろに引き、子どもは頭を打った」

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ