東須磨小の前校長、市教委付に異動発表　問題発覚後は出勤せず「学校運営の安定図る」

　神戸市立東須磨小学校（同市須磨区）の教員間暴行・暴言問題で、市教育委員会は３０日、同小の前校長を１１月１日付で市教委付とする人事異動を発表した。 関連ニュース UCC、タンザニアのコーヒー農家を支援　生産量倍増目指す　万博国連館でイベント 空き家の給湯器盗が急増　神戸市長田区南部に集中、今年35件　被害の発覚遅れる 校舎内にレール設営、ミニ電車の旅　神戸・科技高で乗車体験会　親子連れら楽しむ

　前校長は東須磨小の教頭だった２０１７年夏ごろ、現在療養中の男性教員（２５）に飲み会への参加を強要。校長に就任した１８年度には、別の教員から加害教員４人について「（男性教員への）ふざけの度が過ぎる」との訴えを受けながら内容を確認せず、市教委に報告していなかった。
　前校長は問題発覚後、体調不良を理由に小学校を休み、教頭が職務を代理。ハラスメントを調べる外部調査委員会の聴取対象でもあり、市教委は異動を「学校運営の安定化を図るため」としている。市教委総務部担当課長とするが、具体的な担当は定めない。
（長谷部崇）