教員間暴行で神戸市長「信頼回復を」 新ポストの課長2人に訓示

2019/11/02 09:29

新ポストに就いた課長2人に訓示する久元喜造市長(右)=1日午後、神戸市役所

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で1日、市や市教育委員会に設けられた新ポストに課長2人が異動し、久元喜造市長は「全庁一丸となって乗り切らなければならない」と訓示した。課長級の着任で、市長の訓示が公表されるのは異例。 関連ニュース UCC、タンザニアのコーヒー農家を支援 生産量倍増目指す 万博国連館でイベント 空き家の給湯器盗が急増 神戸市長田区南部に集中、今年35件 被害の発覚遅れる 校舎内にレール設営、ミニ電車の旅 神戸・科技高で乗車体験会 親子連れら楽しむ

 企画調整局に新設された教育行政支援課の藤井重樹課長は、市長、教育長、教育委員からなる総合教育会議を担当。市教委事務局に新しく配置された下條裕介改革特命担当課長は、市教委のガバナンス強化や教育長のマネジメント補佐を担う。
 久元市長は「総合教育会議を適宜開き、市長と市教委の間で問題意識を共有し、議論を尽くして改革の方向性を打ち出す必要がある」と狙いを説明。「信頼を回復できるよう、全力で取り組んでほしい」と激励した。(長谷部崇)

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