神戸市長が批判「言語道断」 市教委の資料提供ミス

2019/12/18 16:40

神戸市・久元喜造市長

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を巡り、市教育委員会が外部の調査委員会に提供すべき基礎資料10点を渡し忘れていたミスについて、久元喜造市長は18日の定例会見で「あきれ果てた。言語道断」と厳しく批判した。 関連ニュース UCC、タンザニアのコーヒー農家を支援 生産量倍増目指す 万博国連館でイベント 空き家の給湯器盗が急増 神戸市長田区南部に集中、今年35件 被害の発覚遅れる 校舎内にレール設営、ミニ電車の旅 神戸・科技高で乗車体験会 親子連れら楽しむ

 提供漏れがあったのは被害内容などが記された書類や関連する画像で、いずれも被害教員が市教委に提出した資料だった。調査委は年内の報告書提出を目指していたが、今回のミスで追加調査の必要が生じ、越年する見通しとなった。
 久元市長は、市教委が加害教員4人の給与を差し止めた際の通知書などで、根拠条文を誤って記載したことにも触れ「教育委員会のガバナンス(の問題)についてはこれまでも申し上げてきたが、ここまでひどいのかと思う」と不快感を示した。(長谷部崇)

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