「思いが先走り厳しい指導に」前校長が保護者会にコメント 教員間暴行
2020/02/29 08:31
説明会に参加するため、東須磨小学校に入る保護者ら=28日午後、神戸市須磨区堀池町1(撮影・辰巳直之)
神戸市立東須磨小学校の教員間暴行・暴言問題で、28日に停職3カ月となった前校長(55)が保護者会にコメントを寄せた。全文は次の通り。
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最初に東須磨小学校の児童、保護者、教職員、地域の方々、そして私が勤務していた小学校の皆さまには、つらい思いをさせてしまい心からおわび申し上げます。第三者委員会の報告を受け、管理職として私の行動が被害教員をはじめ他の教員との信頼関係の構築を妨げてしまい、今回のような大きな事態を招いたことについて、責任は重大であると深く反省しております。
平成29年度の教頭の時は、他校種との合同研修会後の懇親会への出席を確認したところ、当時の初任者全員が「欠席」となっていた事態を防ごうとするあまり、被害教員にとって「威圧的」と感じさせてしまう対応となってしまい、深く反省しています。
また、校長を補佐する立場として職員間のマネージメントをなんとか円滑に運営していかなければならないとの思いが先走り、厳しい指導、助言となったり、言い方がきつくなったりしたことは事実です。このような私自身のハラスメントに対する認識の甘さから、被害教員が受けた深刻な被害に気付くことができず、非常に苦しい思いをさせてしまったことについては、本当に申し訳なく思っています。
処分につきましては真摯に受け止め、反省し続けて参ります。最後になりましたが、被害教員におかれましては一日も早い回復をお祈り申し上げます。そして、学校教育に対する信頼を大きく失墜させてしまったことについても、重ねておわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。