市教委幹部ボーナス 東須磨小問題受け増額見送りへ
2019/11/20 22:40
神戸市役所=神戸市中央区
神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を受け、同市は20日、市立小中高校の校長や市教育委員会幹部ら約320人の冬のボーナス(期末・勤勉手当)について、予定していた増額を見送る方針を決めた。27日の市会本会議に提出する給与条例の改正案で、市教委幹部らを除外する。
対象となるのは市立学校の校長約250人と教育長、市教委事務局の課長級以上の職員約70人。当初は市人事委員会の勧告に基づき、民間との差額を解消するため、12月に支給する予定のボーナスを昨年より一律0・05カ月分増額する予定だった。約320人の合計で約1千万円分の増額が見送られる。
市給与課は「(弁護士による)調査委員会の結果が出ておらず、関係者の処分も終えていない段階での増額は、市民の理解が得られないと判断した」としている。(石沢菜々子)