空き家活用など若者ら議論 市職員と具体化目指し

2020/11/07 13:00

市職員と共に地域の課題解決策を発表する参加者=姫路市本町

 地元の若者が街の将来像を話し合う「ひめじ創生SDGs(エスディージーズ)カフェ」(姫路市主催、神戸新聞社共催)が11月5日、姫路市本町のビズスペース姫路であった。まちづくりや観光などの観点で、中学生から社会人までの参加者9人が市職員とアイデアの具体化を目指した。

 カフェは今夏にも開かれ、各分野で16のアイデアが生まれた。今回はその中から三つの提案を選んで深掘り。具体的な解決策や問題点、有効性を議論した。
 空き家問題を選択したグループは、市内の空き家を改装し、ギャラリーとして活用してもらうことを提案。一方で担い手やノウハウがネックになることから、地元の掲示板や会員制交流サイト(SNS)でボランティアを募るとした。
 淳心学院高2年の小林譲士さん(17)は「空き家があると周辺の魅力や治安に影響してしまうと感じ、提案した。自分のアイデアが周りの案や質問でより濃くなっていくのが面白い」と話した。

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