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初めてのフルマラソンで完走を果たした西竹記者=姫路城三の丸広場
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初めてのフルマラソンで完走を果たした西竹記者=姫路城三の丸広場

初めてのフルマラソンで完走を果たした西竹記者=姫路城三の丸広場

初めてのフルマラソンで完走を果たした西竹記者=姫路城三の丸広場

 色彩豊かなウエアに身を包んだランナーたちが、出走を今か今かと待ちわびている。周囲の期待感とは逆に、自分自身は不安でいっぱいだった。

 「世界遺産姫路城マラソン」のスタートを告げる合図とともに、6千人が走りだした。人波にもまれながら自分のペースを乱さないことだけを心掛ける。市街地を抜け、山並みが近づく。思いのほか好調で予想より早く折り返し地点に着いた。

 「これはいける」と確信したが、フルマラソンは甘くない。

 30キロを過ぎたころから足が動かない。下半身全てが自分のものではないような感覚。少し走ってはストレッチを繰り返した。もう走れないと諦めかけたとき、沿道から「頑張れ!」の声が聞こえた。「もう少しや」と渡してくれたバナナの甘さが体に染み入る。

 城の大手門が遠くに見えた。あまりのうれしさに両足が息を吹き返す。ひときわ増えた声援にも後押しされ、ついにゴールした。5時間32分38秒。

 完走した高揚感。何より、苦しいときの応援の力を知った。多くの人がなぜ走ることに情熱をもやすのか、少し分かった気がした。

(西竹唯太朗)

2015/2/24

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