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本番を控えたコース沿いに広がる菜の花畑。市民手作りのかかしが練習のランナーを元気づける=姫路市内(撮影・山崎 竜)
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本番を控えたコース沿いに広がる菜の花畑。市民手作りのかかしが練習のランナーを元気づける=姫路市内(撮影・山崎 竜)

本番を控えたコース沿いに広がる菜の花畑。市民手作りのかかしが練習のランナーを元気づける=姫路市内(撮影・山崎 竜)

本番を控えたコース沿いに広がる菜の花畑。市民手作りのかかしが練習のランナーを元気づける=姫路市内(撮影・山崎 竜)

 「どこからこんなに-と思うほど応援が多かった」「コースの高低差が少なく、タイムが出やすいと感じた」

 2月上旬、「世界遺産姫路城マラソン」をテーマに姫路市内で開かれたワークショップ。昨春の同マラソンを走った13人のランナーが、大会の検証を委託された兵庫県立大の関係者らを前に、思い思いの感想を口にした。

 初回大会のフルマラソンは応募数が定員6千人の約3・6倍、完走率も95・1%と高い水準に。経済効果は約15億2千万円とはじき出された。ワークショップの参加者は「初回としては成功」と口をそろえた。

 だが当然、課題や反省点も。「終了後すぐ姫路を後にする人が多かった。銭湯や飲食店を紹介する地図があれば」「応援する人への案内が不十分」「神戸や大阪に比べ特色が少ない」「ランナーに配る給食にも姫路らしさがほしい」。参加者の言葉が熱を帯びた。

 この日が昨春から4回目のワークショップだったが、同席した市担当者は「初めて気付いた課題も多かった」と表情を引き締めた。

◇  ◇

 2007年に始まった東京マラソンを機に、全国に広がった市民マラソンブームの波。ランナーの裾野は広がり、自治体がまちおこしの切り札にするケースも増えてきた。

 一方で、大会数は飽和状態との指摘も。月刊「ランナーズ」を発行するアールビーズ(東京)によると、14年の国内マラソン数(ハーフや10キロなど含む)は1867で前年比300も増加。「赤字になる大会もあり、今後は勝ち組、負け組が鮮明になる」とさらなる競争激化を予想する。

 選ばれる大会になるには-。姫路城マラソンも今回、手探りだった昨年の反省を生かし、トイレ増設やゴール付近の応援エリア拡大、ランナーへの姫路城入城券プレゼントなど新機軸を打ち出した。「初回はプレミア感から、放っていても人が集まった」と県立大の内平隆之准教授(41)。「真価が問われるのはこれから」とみる。

 あの感動を再び-。28日に2度目の号砲を迎える「世界遺産姫路城マラソン」。ブームが成熟し、各地でランナーの争奪戦が繰り広げられる中、より魅力ある大会を目指して奮闘する関係者らの姿を追った。(末永陽子)

2016/2/25

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