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昨年の姫路城マラソンでゴールするランナー。井沢、地道は伝説をつくれるのか=姫路市本町
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昨年の姫路城マラソンでゴールするランナー。井沢、地道は伝説をつくれるのか=姫路市本町

昨年の姫路城マラソンでゴールするランナー。井沢、地道は伝説をつくれるのか=姫路市本町

昨年の姫路城マラソンでゴールするランナー。井沢、地道は伝説をつくれるのか=姫路市本町

 姫路市役所(兵庫県姫路市)の姫路城マラソン実行委員会事務局を訪れ、コスプレ出走を申し出た神戸新聞記者、井沢泰斗(28)に、同マラソン推進室の平塚正人係長(46)の反応は予想外だった。

 「控えてほしい、というのが正直な心情」

 大会を盛り上げたい一心でコスプレへの士気を高めていた井沢は、その言葉にめまいを感じるほどのショックを受けた。

 全国で乱立する市民マラソンだが、近年は不人気で淘汰(とうた)される大会もある。平塚係長は「姫路のコースはアップダウンが少なく記録が出やすい。人気を維持するためにも、運営側としては競技性の高い大会にしていきたい」と説明する。

 大会が定着、持続するための賢明な判断だ。だが、もはや引くに引けない。熱意を訴えた井沢に、平塚係長は「分かりました」とうなずいてくれた。

 職場に戻った井沢は、コスプレ衣装(黒田官兵衛の甲冑(かっちゅう))のデザインに目を落とした。大会のイメージを損なわず、人々の心に訴えるコスプレとは何なのか。考え直し、たどり着いた答えは「自分らしさ」だった。井沢は甲冑のデザインを捨てた。

 誰もいなくなった深夜、井沢はトイレの鏡に映る自らの姿につぶやいた。

 「自分らしく、記者らしく走ってやろう」

 コスプレを断念した地道優樹(23)も今頃、完走を目指して街を走り込んでいることだろう。2人の広報ランナーが24日午前9時、スタートラインに立つ。

2019/2/24

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