イイミミ開設50年 佐渡裕さんが一日局長「人と人をつなぐ」
2021/03/08 19:43
イイミミ一日局長を務め、電話に対応する兵庫県立芸術文化センター芸術監督の佐渡裕さん=神戸市中央区、神戸新聞社(撮影・辰巳直之)
開設50年を迎えた本紙夕刊(一部地域は朝刊)の電話投稿コーナー「イイミミ」で8日、世界的な指揮者佐渡裕さんが「一日局長」を務めた。約1時間半にわたって電話で応対し、人情味あふれるざっくばらんな話しぶりで、笑ったり励ましたりしながら受話器の向こうの読者と交流した。
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1971年3月3日(耳の日)に誕生したイイミミは現在、平日正午から午後3時まで電話で投稿を受け付け、紙面で紹介している。佐渡さんは兵庫県立芸術文化センター(西宮市)で芸術監督を務め、音楽を通して市民と交流を続ける。
受け付け開始から佐渡さん宛ての電話は鳴りやまず、ファクスも多く届いた。佐渡さんは「コロナ禍で交流が制限される中だけに、地域に根差し、人と人をつなぐイイミミは温かく、大切だと感じた」と話した。(網 麻子)