生きるのヘタ会?×神戸新聞

投稿コーナー「私も生きヘタ?」

摂食障害のさなえさんの投稿全文

 私は40代女性です。

 「食べること」が苦手です。

 中学校の頃から今までずっと、摂食障害(過食)を抱えて生活しています。

 そしてそんな自分を、すごく恥ずかしいと思ってきました。

 摂食障害になったきっかけは、中学生の頃に食事制限をはじめたこと。

 それからは空腹感・満腹感が正常に働かなくなり、常に食べ物を口にしていないと心が落ち着かなくなりました。

 食事=食べ物を機械的にどんどん口に運ぶことなので、ゆっくりと味わうことができません。

 「美味しい」という感覚が分からないのです。

 テレビでグルメ番組が流れていたり、誰かが美味しいお店の話をしていると、「なぜ私だけ食べることを楽しめないんだろう…」と悲しくなってしまいます。

 そして、人と食事をするのが苦痛です。

 いつか自制がきかなくなり、ガツガツと貪る姿を相手に見せてしまうのではないか、と怖くなるからです。

 学生の頃、摂食障害の事を同居の親に知られ、「お金がないのに食べ物を無駄にするなんて罰当たりだ」「心が弱い」と言われてからは、誰にも(医療機関にすら)相談できなくなってしまいました。

 知られたら、相手に嫌がられてしまう。

 だから、墓場までこの秘密を持っていこう!とまで思っていました。

 心や身体がどんなにボロボロになっても、それは自己責任だから。私の弱さだから。恥ずかしいことなんだと。

 でも最近になり、自分の辛い気持ちを外に出したいな、言葉にして誰かに伝えてみたいな、と思うようになりました。

 年をとったことで、人の目を過剰に気にしなくなったのかもしれません。

 いつか「美味しく食べる」ことができるようになりたい。

 今はそう思います。

=さなえさん(40代)




 

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