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■心の病とどう付き合う? 「まつい心療クリニック」松井律子院長に聞きました

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「疲れたら不安になりやすく、1人で抱え込むのはしんどいです」と話す松井律子院長=神戸市東灘区岡本2

 「生きるのヘタ会? てんてん×神戸新聞」のサイトでは、パニック障害と自律神経失調症を公表しているプロゴルファーささきしょうこさん(24)のインタビューを掲載しています。周囲に「しんどい」と言えず、追い詰められたささきさん。心の病とどう付き合えばいいのか-。「まつい心療クリニック」=神戸市東灘区岡本2=の松井律子院長(63)に尋ねました。

 -ささきさんは動悸(どうき)や目まいに苦しんでいましたが、パニック障害の症状は?

 「動悸や目まいのほか、過呼吸や吐き気、心臓が痛いとか…。症状は数分以内にピークに達し『死んでしまう』などと強い恐怖に襲われます。実際は脈が速くても、致死的な不整脈ではありません」

 「再びなったらどうしようという予期不安で、デパートに行くのをやめるなど、行動が制限されるのもパニック障害の特徴です」

 -悩んでいる人の数は?

 「パニック障害などの不安障害を抱える人は国内に1千万人以上いるという発表もあります。さらに今は、コロナ禍で世間全体に不安が起きやすくなっています。大学の新入生で、地方から神戸に来て、故郷に帰れず、部屋でオンライン授業ばかり受け、パニックになった人もいます」

 -どうすればいい?

 「ドキドキしても『まぁいいわ。あることや』と思えたら。不安というのは、絶対になくなりません。生きていたら試験もあるし、病気にもなる。不安がなかったら災害に備えないし、練習もしません。不安は人間にとって大事で、自分を守っています」

 「規則的に食べて寝て、毎日の時間割がこなせるのは『安定要因』です。自分が自分じゃなくなるのがパニックなので、いつもの自分が持続している感覚を大切にしましょう。歩くのはいいですよ。自分が動くことで周囲の景色が変わる。不安な中でも、能動性を取り戻すことにつながります」(聞き手・中島摩子)

〈相談先紹介〉

 ◆兵庫県こころの健康電話相談専用ダイヤル 火-土曜。9時半~11時半、13時~15時半。TEL078・252・4987

 ◆県精神保健福祉センター来所相談(予約制)・電話相談 火-土曜。8時45分~17時半。神戸市中央区脇浜海岸通1の3の2。TEL078・252・4980

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