生きるのヘタ会?×神戸新聞

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■NEW■死別の悲しみとどう向き合えば 上智大グリーフケア研究所の高木慶子さんに聞きました

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遺族のケアに長年取り組んできた高木慶子さん=神戸市灘区

 「生きるのヘタ会? てんてん×神戸新聞」のサイトでは、交通事故で娘を亡くした「わんにゃんさん」のインタビューと投稿を掲載しています。また、わんにゃんさんと同じように死別の悲しみを経験した人たちから、投稿がいくつも寄せられています。深い悲しみとどう向き合えばいいのか。阪神・淡路大震災や尼崎JR脱線事故などの遺族と関わってきた上智大グリーフケア研究所の高木慶子名誉所長(84)=神戸市灘区=に聞きました。

 -わんにゃんさんは「地獄の苦しみ」と訴え、「しんどい。早く死にたい」とも話しています。

 「悲嘆そのものは病気ではなく正常な反応です。ただ、現れ方や強さは人によってさまざまです。災害や事故、自死などで突然の別れをした遺族と、闘病で死別を予期していた遺族とは、悲しみに違いもあります。頭痛や耳鳴り、めまいなど、体の症状に表れることもあります」

 -ずっと続くのですか?

 「悲しみや喪失感は消えることはありません。でも、心の痛みは変わってきます。最初は心臓を突き刺すような痛みだったのが、だんだんと和らいでくる。子どもへの思いは一生残りますが、悲しみは変化していきます」

 -どうすれば変化するのでしょうか?

 「悲しみのための薬はありません。あるとすれば、時薬です。でも、そこで言う時間とは、その人ならではの時間です。1年、5年、10年かもしれません」

 「楽になる方法は、1人1人違います。思いを言葉にしたり、絵を描いたり。川辺を歩くこと、という人もいました。遺族会で話をし、気持ちを受け止めてもらうことが癒やしになる人もいます。自分にとって楽になる方法を探すのも、回復の道のりです」

 -周囲はどうすれば?

 「マニュアルはありませんが、孤独にしないことです。その人を大事にし、評価せず、まるごと受け入れる。一緒に歩いて行く人の存在が必要です」(聞き手・中島摩子)

 〈相談先紹介〉

 ◆遺族会・ゆりの会 集いは6月5、19日。13時半~16時。県こころのケアセンター(神戸市中央区脇浜海岸通1の3の2)。参加費500円。兵庫・生と死を考える会TEL078・805・5306(火、金曜の午前中)

 ◆遺族会・神戸ひまわりの会 例会は6月27日。13時半~15時。あすてっぷKOBE(神戸市中央区橘通3の4の3)。参加費500円。代表の中村さんTEL090・2702・4275

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