「生きヘタ?」ニュース
■生きるのヘタ会?って
「生きるのヘタ会? てんてん×神戸新聞」は、子どものころからネガティブ思考が強く、ずっと生きづらさを感じてきた漫画家、細川貂々(てんてん)さん(宝塚在住)と、神戸新聞のコラボで生まれました。
てんてんさんは2019年秋から、宝塚市立中央図書館で当事者研究の会「生きるのヘタ会?」を開いています。
そもそも当事者研究って何でしょう?
当事者とは、困りごとを抱えている「わたし」。てんてんさんいわく、弱さや苦労を誰かと語り合うことで、自分自身を研究する(考える)=生きづらさとうまく付き合えるようになるかも?というものだそうです。
宝塚での集まりでは、進行役のてんてんさんを囲み、参加した人それぞれが「しんどいです…」「生きるのヘタかも」と打ち明けています。
「職場の人間関係がつらい」とか、「子育てがうまくいかない」とか。
ほかの人はそれを聞いて、「私も」「自分の場合は…」などと返します。
相手の考えを否定したり、強いアドバイスをしたりはしません。
まずは、この場で話してくれた人に「ありがとう」な雰囲気です。
そんな、なんだかあったかい空気の中で、会が進み、それぞれに「気づき」があったりします。
宝塚の集まりを取材した神戸新聞の記者は思いました。
「インターネットや紙面で、この世界を、もっと多くの人と共有できないかなぁ?」
だって、最近、ピリピリ、ギスギス、生きづらいです。
コロナ禍でますます。
てんてんさんに持ちかけ、ネットや紙面を舞台にした「神戸新聞版 当事者研究の会」に取り組むことにしました。
皆さんから「生きヘタ」の投稿を募り、随時、掲載していきます。
てんてんさんからは毎月1回、イラストエッセーが届きます。
「ネガティブ思考クイーン」だったというてんてんさんのロングインタビューや、宝塚の「生きるのヘタ会?」のリポートなども紹介していきます。
のんびり、ほわほわ、続けていきましょう。