尼崎連続変死 優太郎被告の兄「正直に話して」
2015/01/27 10:24
尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の次男、優太郎被告(28)に対する裁判員裁判第21回公判が22日、神戸地裁であった。マンションの物置で亡くなった仲島茉莉子さん=死亡時(26)=への監禁、殺人罪などを審理。優太郎被告の兄で美代子元被告の長男、健太郎被告(32)が出廷し、無罪を主張する優太郎被告に対し「家で起きたことは見てるはず。正直に話してほしかった」と述べた。
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健太郎被告は公園で茉莉子さんに裸で体を洗わせていた際、「優太郎と見張っていた」と証言。優太郎被告が茉莉子さんの言動に怒って殴り、手を骨折したことを挙げ、「風呂の制限など虐待は分かっていたはず」とした。
また、茉莉子さんが美代子元被告の指示で運転免許証を返納した際に、応対した警察官も証人として出廷。「ふらついていて、目の焦点が合わず、問いかけにも反応がなかった」と振り返り、「免許証の写真の人と別人かと思った」と話した。