尼崎連続変死 「茉莉子さんへの虐待、最もひどい」三枝子被告回答
2015/07/03 19:26
尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の親族3人の第17回公判が3日、神戸地裁で開かれ、義妹三枝子被告(62)の被告人質問があった。
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マンションベランダの物置に約5カ月間、監禁、虐待され2008年12月に衰弱死したとされる仲島茉莉子さん=死亡時(26)=に対する殺人、監禁罪など2事件の審理。
検察側の質問で「あなたが見てきた元被告の虐待のうち、茉莉子さんへの虐待は最もひどかったのでは」と問われ、三枝子被告は「はい」と回答。死亡前、物置で横たわる茉莉子さんを何度か目にしたものの、行く末を案じたような記憶はないとした。
同年11月に同じ物置で安藤みつゑさん=同(67)=が死亡。「長年角田家で一緒に暮らした安藤さんに何か思いを抱かなかったか」との質問にも「思い出せない」と述べ、「『これ以上、角田家で人が死んでほしくない』とは?」と問われると「当時、そういうことは考えていなかったと思う」とした。