尼崎連続変死公判 李被告が控訴 無期懲役不服

2015/11/26 17:39

 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理のいとこ李正則被告(41)が26日、無期懲役とした一審神戸地裁の判決を不服として、大阪高裁に控訴した。 関連ニュース 80歳男性変死、殺人容疑で74歳妻を逮捕 神戸・西区 介護に悩み、首を絞めたか 神戸・西区の男性変死 死因は窒息死 首に強い圧力かけられた可能性 宝塚の商業施設で女性変死 個室トイレで従業員が発見

 地裁は今月13日の判決で、同被告が2005~11年の五つの事件でいずれも元被告と共謀したと認定。「元被告に匹敵するほどの重要な役割を果たした」として、保険金目的を含む3件の殺人や傷害致死など計10の罪全てを有罪とした。
 裁判長は判決文の朗読で極刑に言及したが、同被告の立場は元被告に対して従属的だったとして、無期懲役を選択していた。

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