尼崎連続変死事件 瑠衣被告の実刑確定
2019/11/07 15:09
尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理の娘で、今月12日に神戸地裁から懲役23年の判決を受けた角田瑠衣被告(30)が控訴期限である26日までに控訴しなかった。検察側も控訴せず、実刑判決が確定した。
同被告は姉の仲島茉莉子さん=死亡時(26)=ら3人への殺人や母皆吉初代さん=死亡時(59)=に対する加害目的略取など九つの罪に問われた。地裁判決は、高校生の時に元被告家族に取り込まれた影響を認める一方、「自分の判断で追従した面も小さくない」と指摘した。
弁護側によると、同被告は「母や姉、亡くなられた方のことを考えながら刑に服していきたい」と話しているという。
一連の事件では元被告の親族ら7人が起訴され、一審判決の最後が瑠衣被告だった。7人のうち2人が大阪高裁に控訴している。