洲本・刺殺事件 容疑者?サイトで攻撃 政府や被害者名も
2015/03/17 12:00
平野達彦容疑者が取り調べを受けている洲本署=9日午前11時17分、洲本市山手2
兵庫県洲本市で3人が刺殺され、2人の遺体が見つかった事件で、逮捕された無職平野達彦容疑者(40)とみられる人物が、各種の会員制交流サイト(SNS)に登録し、政府や宗教団体を批判する投稿を繰り返していた。
〈日本政府は何十年も前から各地で電磁波犯罪とギャングストーキングを行っている〉
平野容疑者とみられる人物は、短文投稿サイト「ツイッター」に最近も1日10件前後を投稿。ほぼすべてで政府などを激しく攻撃していた。フェイスブックのプロフィル欄では、好きな言葉を「勧善懲悪」とし、「管理ネット代表」を名乗る。同名のウェブサイトも開設し、よく似た主張を展開していた。
管理しているとみられるサイトから7日、複数のメールアドレスに宛てて「『電磁波犯罪とギャングストーキング』している人たち」とするリストが送りつけられていたという。中には、事件の被害者とみられる名前も複数あった。
フェイスブックの「友達」リストには、兵庫県内の地方議員らが多数登録されていたが、そのうちの市議の一人は「面識はなく、記憶にない」と話す。書き込みからは、ほかの「友達」とも交流する様子はほとんどうかがえない。