ラグビーW杯2019年日本大会

2019/10/04 16:51

神戸新聞NEXT

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会まで、あと2年となりました。今月2日には日程や会場も決定。神戸も開催都市の一つになっています。世界の強豪が集う祭典を楽しみ、盛り上げませんか?(金山成美) 関連ニュース 「ミスターラグビー」の軌跡、鮮やかに 故平尾誠二さんの写真集出版 写真家・岡村さん、撮り続けた35年 「日本人観光客が戻ってこない」台湾で話題に かつては「物価が安い」→今は「魅力がない?」 ラグビーW杯、神戸から250人の大声援 映画館でパブリックビューイング 1次リーグ敗退「前向いて4年後に期待」

 -ラグビーってどんな競技?
 「フットボールの一種で、15人編成の2チームが一定の規則に従って楕円(だえん)形のボールを奪い合い、相手のゴールライン内の地面にボールをつけてトライするか、ペナルティーキックやドロップキックなどによって点を取り合う球技だよ。7人制など、異なる人数の試合もある」
 -W杯はどんな大会?
 「4年ごとに開催される、ラグビーのナショナルチーム世界一を決める大会。第1回は1987年にオーストラリアとニュージーランドで開かれ、2019年の日本大会が9回目になる。1~3回目は16の国と地域が出場し、第4回からは出場枠が20に拡大されて実施しているよ」
 -どこの国が強いの?
 「これまでにニュージーランドが3回優勝。オーストラリアと南アフリカが2回、イングランドが1回栄冠を手にしている。優勝国にはラグビーの発明者とされるウィリアム・ウェブ・エリスの名が施されたトロフィー『ウェブ・エリス・カップ』が贈られるんだ」
 -日本の実績は?
 「W杯には全大会出場している。第2回大会のジンバブエ戦で初勝利した後、ずっと勝てなかったけど、2015年の前回大会で強豪の南アフリカから劇的な白星を挙げ、世界中を驚かせたのが記憶に新しいね。この大会ではサモア、米国にも勝って3勝したものの、決勝トーナメントに進めなくて悔しい思いをしたんだ」
 -日本でのW杯の大会概要は?
 「12都市で開かれ、19年9月20日に開幕。5チームごとの4組に分かれて1次リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメントに進出、決勝は11月2日に横浜市の日産スタジアムであるよ。チケット販売が来年1月に始まるので、公式チケットサイト(https://tickets.rugbyworldcup.com/)で登録し、申し込んでね」
 -神戸でも試合があるんだよね
 「会場はノエビアスタジアム神戸で、1次リーグ4試合が組まれているよ。ラグビーの母国イングランドと米国の初戦(9月26日)を皮切りに、日本と同組のスコットランド(9月30日)やアイルランド(10月3日)のほか、南アフリカ(10月8日)の試合もあり、強豪国が神戸にやってくるよ。海外からの観客も大勢訪れるし、ホスト国として盛り上げてもてなしたいね。ボランティアの募集も見込まれているよ」
 -日本は活躍できるかな?
 「初戦で実力下位の欧州予選勝者に勝利し、勢いに乗りたいところ。試合間隔が長く、移動が少なめの好条件で日程が組まれており、開催国の地の利を生かして初めて8強入りしてほしいね」

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