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神戸新開地喜楽館

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自らも落語好き。「寄席の良さはマクラの話題の“ここだけ感”がいい」と前沢弘明さん=神戸新聞社
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自らも落語好き。「寄席の良さはマクラの話題の“ここだけ感”がいい」と前沢弘明さん=神戸新聞社

 7月11日に開場が迫る神戸市兵庫区・新開地商店街の演芸場「喜楽館」。昼席は毎日、上方落語を上演するが、夜席は多彩な芸能を発信する。こけら落としでは、男性5人による温かな歌声のハーモニーが15日、音楽公演のトップを飾る。(松本寿美子)

 老若男女を問わずファンを獲得する「チキンガーリックステーキ」は、1990年に神戸市で結成されたアカペラグループ。メンバー4人が地元出身。中でも同市北区出身の前沢弘明さん(54)=同市西区=は子どものころ、新開地を象徴する娯楽施設だった聚楽館(しゅうらくかん)が遊び場だった。

 「ええとこええとこ聚楽館ってね。そやから喜楽館の名の響きにワクワクする。母親が近くの湊川で働いていたので弟と『映画でも見とき』って館に放り込まれ、母親は仕事へ。上の階にあったスケートリンクの教室にも通った。小さい頃の最初の“都会”ですわ」

 星陵高校(同市垂水区)で、美人の先輩に誘われ入部したコーラス部が歌との出合い。19年間、同市立高校で国語教諭をしたが、阪神・淡路大震災を経て生き方を見つめ直し、41歳で音楽活動に専念するため辞職した。

 「妻子もいるし迷ったけど、今をもっと生きなくちゃと。生徒には将来を簡単にあきらめるなと言っているのに、自分はどうなんだとも思った」

 リードボーカルを特定せず、楽曲ごとに変えるグループのスタイルは変幻自在の音色を生み、今やその人気は不動。オリジナル曲を歌うが、7月18日には10年ぶりのカバーアルバムの発表も控える。中島みゆきの「糸」から松田聖子の「あなたに逢(あ)いたくて」まで日本のポップス13曲を収めた。こけら落とし公演では新譜からも披露する。

 「トークで笑い、歌で泣き、すっきり楽しく帰ってほしい。僕らもどんどん宣伝し、これからは『どこ行くん?』って聞かれたら、『ええとこええとこ喜楽館!』にしたいですね」

 午後7時開演。前売り3千円、当日3500円。チケットぴあTEL0570・02・9999(Pコード597-410)

2018/6/13

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