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神戸新開地喜楽館

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番組で神戸新開地・喜楽館の実現を応援してきた桂春蝶さん=神戸市中央区東川崎町1、ラジオ関西
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番組で神戸新開地・喜楽館の実現を応援してきた桂春蝶さん=神戸市中央区東川崎町1、ラジオ関西

 東京を拠点に活躍する上方落語家の桂春蝶(しゅんちょう)さん(43)は、7月11日に神戸市兵庫区に開場する上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」について、約4年前の構想当初からラジオ関西のレギュラー番組でコーナーを設けて実現を応援してきた。「10年20年先、落語の広報を担ってくれるのは寄席そのものやから」と語る。(松本寿美子)

 大阪府出身。父は二代目桂春蝶。父の死に落語家の道を決意し、1994年、三代目桂春団治さん(故人)に入門。2009年に三代目を襲名した。

 神戸で毎日の落語興行が成り立つのか慎重論が根強かった中で「反対する意味が分からんかった」という熱烈な賛成派だった。「上方落語界は師匠らの高齢化が進み、客を呼べる看板が少なくなっている。だから寄席の重要性はいずれみんなが感じるはず」

 冠番組「桂春蝶のバタフライエフェクト」(毎週火曜午前10時~午後3時)では「神戸新開地喜楽館への道」と題するコーナーで随時、落語家の話題を発信してきた。

 揺るぎない確信は、東京にいるからかもしれない。

 江戸落語界の定席は四つ。関西より圧倒的に寄席が多く「寄席から寄席のはしごは珍しくない」と春蝶さん。賛成・反対で意見が割れていた際も「大阪は手をこまねいてるんだって? なら俺らがその企画をもらうよ」と不思議がられた。

 神戸の地域寄席「もとまち寄席・恋雅亭」や「兵庫区民寄席」の番組作りを担う。「反対理由はいろいろあったけど、結果的に高座に上がりたいと思う人たちの魂が勝って良かった。大阪と神戸、喜楽館とほかの地域寄席、客の取り合いには絶対なりません。そうならないよう俺らがええ落語をしたらいいんです」

 開場後は早々に「はしご」が生じる。9月3日、昼に喜楽館、夜に繁昌亭に出演する。「定席の小屋のはしごがうれしい。その状態がみんなに浸透していったらいいな」と春蝶さん。「相乗効果で落語ファンは増えるはず。希望しかないですよ」と力強い。

 8月24日午後7時、25日午後6時から喜楽館で独演会「夏の『芝浜』」を開催。前売り2500円、当日3千円。ラジオ関西TEL078・362・7374(平日午前10~午後5時)

2018/6/19

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