ベランダ仕切り板の壊し方や消火器の使用法確認 神戸・北区で防災訓練
2019/08/26 05:30
消火器の使い方を学ぶマンションの住人ら=神戸市北区大脇台
神戸市北区大脇台の「ライオンズマンション北鈴蘭台第2」で25日、災害に対する意識を高めようと、防災訓練が行われた。同マンションの住人約40人が参加し、消防隊員と一緒にベランダにある仕切り板の壊し方や消火器の使い方などを確認した。
関連ニュース
震災の記憶伝える「防災グミ」 ブルボンと神院大生コラボ、包装に教訓やメッセージ
孤立集落対策や性的少数者への配慮盛り込む 兵庫県地域防災計画、能登の課題踏まえ修正
南海トラフ地震想定、南あわじで総合防災訓練 各地で避難行動確認、防災学習など実施
同マンションの理事会と自治会が毎年、9月1日の防災の日の前に訓練を行っている。
住人は北消防署と同署山田出張所の消防隊員6人から説明を受けながら、訓練に取り組んだ。マンションのベランダを伝って避難することを想定した訓練では、ベランダの仕切り板と同じ材質の石膏ボードを実際に蹴って壊し、避難経路を確保する方法を学んだ。続いて訓練用に水を入れた消火器を使って、狙いを定めて放水し、初期消火の方法を確かめた。
同マンション理事長の綱本一幸さん(49)は「訓練の経験がいざというときに役立てばと思う」と話していた。(川村岳也)