竹製水鉄砲で“源平合戦” 児童ら30人が勝敗競う

2019/08/25 22:19

水鉄砲で水を飛ばし合う児童ら=神戸市北区山田町藍那

 小学生や幼稚園児が昔ながらの竹製水鉄砲で対戦する「源平水でっぽう合戦!」が25日、神戸市北区山田町藍那のあいな里山公園で開かれた。児童ら約30人が二手に分かれ、水を掛け合いながら勝敗を競った。 関連ニュース 驚き!4歳児が暗算検定1級合格 神戸の小学校に「靴箱」がないのはなぜ? 犬散歩もボール遊びもダメ…公園どんどん”窮屈”に

 神戸芸術工科大の曽和具之准教授らが「子どもの遊び場づくりを」と3年前から開催。公園付近には義経が軍議を開いたとされる「相談ヶ辻」などがあることから、子どもたちによる源平合戦を企画した。
 児童らは金魚すくいの道具「ポイ」を頭にくくりつけて戦い、水の勢いで相手の和紙を破れば「討ち取った」と見なされた。互いの大将を守ろうと水を飛ばし、相手陣地に攻め入った。
 合戦は5回行われ、各回5人ほどの児童が参加。「攻めろ」、「水がなくなった」などと楽しげな声を響かせ、シャツや水着を水浸しにしながら戦った。同区の箕谷小4年男児(9)は慣れない竹製水鉄砲の扱いに苦戦しながらも、奮戦。「水でたくさんぬれて、涼しくなった」と笑顔だった。(伊田雄馬)

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