山田町の魅力を紹介する写真展 神戸・中央区で9月3日まで

2019/08/31 05:30

無動寺や六條八幡宮など、山田町の風景をテーマにした写真が並ぶ会場=神戸市中央区東川崎町1

 重要文化財や古くからの風習が数多く残る神戸市北区山田町の魅力を紹介する写真展が、神戸ハーバーランド地下のデュオぎゃらりー(同市中央区東川崎町1)で開かれている。過去5年間に開かれた「北神戸・山田の里フォトコンテスト」の入賞作品を一堂に集め、山田町内で催される年中行事や四季の風景を活写した約130枚が並ぶ。入場無料で9月3日まで。 関連ニュース 王位戦第3局2日目、午前のおやつは…なしとあり 王位戦第3局2日目始まる 木村王位の封じ手は「2三歩」 「封じます」1日目終了 対局中は温泉街で配慮も

 同コンテストは無動寺(同町福地)の檀家で、写真家の上田聰三郎さん(77)が同寺から依頼を受け、5年前から始めた。「山田の里・無動寺部門」と「兵庫の風物詩」部門に分かれ、山田町以外の風景写真も受け付けている。これまでは同寺の本堂のみで展示してきたが、5年間の作品を多くの人に見てもらおうと都心部での展示を企画した。
 写真では下谷上農村歌舞伎舞台(同町下谷上)で華麗に舞う役者の姿や、六條八幡宮(同町中)で毎年秋に開かれる流鏑馬神事の様子など、山田町ならではの風俗を切り取る。
 展示初日の29日は、仕事帰りの会社員や買い物帰りの主婦らが足を止めた。飲食業の女性(35)=同市長田区=は「北区に住んでいたこともあるが、こんなにきれいな風景があったことを知らなかった」と熱心に見つめていた。
 同コンテストでは第6回の作品を募集している。募集期間は12月20日まで。問い合わせは同寺TEL078・581・0250
(伊田雄馬)

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