氏子ら250人練り歩き 神戸・淡河八幡神社で御旅神事

2019/10/07 05:30

黄金色に染まる水田の間を進む布団太鼓=神戸市北区淡河町勝雄

 神戸市北区淡河町勝雄の淡河八幡神社で6日、秋季例大祭があり、市の無形民俗文化財の「御旅神事」が行われた。氏子ら約250人が布団太鼓やみこしなどで行列をつくり、黄金色に染まった水田の間を練り歩いた。 関連ニュース 神戸中心部のバス1日乗り放題券、市民は半額に アプリで登録すれば11月末まで最大5回 神戸市と芦屋市のごみ処理広域化、来年にも協議書締結で調整 30年度以降受け入れ開始 三田市、市民病院看護師らの給与保障へ 指定管理制導入で固定給最大2割減 公務員と同等の待遇検討

 御旅神事は五穀豊穣や人々の健康などを祈り、約200年前に始まったとされる。16の氏子地域を分けた4グループが、毎年持ち回りで祭りを取り仕切る。
 地元中学生4人が舞を奉納し、青い法被の担ぎ手約80人が布団太鼓を頭の上まで持ち上げると、見物客から拍手が送られた。担ぎ手の「ドッコイマカセ」の掛け声と、大きく響く太鼓の音などに合わせ、布団太鼓は境内の外へ。中学生が担ぐみこしやよろい武者などが続き、狭い路地や収穫の近い水田の間を巡っていった。
 布団太鼓に乗った好徳小5年の男児(10)は「太鼓のリズムを合わせるのが難しかった。持ち上がったときは高くて少し怖かったけど、揺れるのが楽しかった」と話した。(川村岳也)

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