関学大アメフト前監督・鳥内氏「脳みその肉離れはない」活動自粛の過ごし方
2020/05/12 16:53
自粛中の学生たちにアドバイスを送る鳥内秀晃氏
関学大アメリカンフットボール部前監督の鳥内秀晃氏(61)が9日夜、オンラインの討論番組に参加し、新型コロナウイルスの影響でスポーツ活動が制限され、新チームの土台づくりに悩む学生たちに、自宅での過ごし方を伝えた。(尾藤央一)
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番組はスポーツビジネス会社「MGスポーツ」が企画し、生配信された。テレビ会議アプリを使い、鳥内氏はラグビーのプロコーチを務める二ノ丸友幸氏(40)のほか、神戸大ラグビー部の三輪侑史主将ら学生4人と意見を交わした。
神戸大は6月28日まで学校のグラウンドが使えないという。部員とはオンラインでミーティングをしているが、三輪主将は「対面していないので相手の感情を読み取れない」と難しさを口にし、「モチベーションを維持するにはどうしたらいいか」と質問した。
甲子園ボウルで12度優勝に導いた鳥内氏は「イメージの共有」を提案。授業がない分、普段より過去の試合映像を分析できる時間があることに触れ、「選手同士で『このプレーどう思う?』とか話し合ったらええねん。プレーの中身、精神状態はリモートでも考えられる。試合に出る時に役に立つようにもっていける」と助言した。
また、「脳みその肉離れはない。無理な計画は立てず、決めたことを絶対やり切って」とエールを送った。