「青春パンク」で“神戸愛”奏でる ガガガSP

2019/01/05 21:56

今年でデビュー22年となるガガガSPのメンバー=神戸新聞社

 デビュー即上京というミュージシャンが多い中、神戸にこだわり続ける「ガガガSP」の4人。「青春パンク」の先駆けとして人気を集め、今年で結成22年を迎える。世に送り出したアルバムは15枚(ベストなど含む)となった。

 「誰もやらない曲をやろう」「オモロイことしたいなら自分の作ったルールで思いっくそぶつかろう」。長田を拠点に県内外を駆け巡る。「吹っ切ろう」「前へ進もう」。等身大の歌詞を曲に乗せ、雄たけびを上げる。彼らが放つメッセージは、阪神・淡路や東日本大震災の多くの被災者に生きる勇気を与えてきた。
 関西最大級のチャリティーイベント「カミングコウベ」の“顔”として出演を重ね、2010年からは「長田大行進曲」と銘打った野外フェスを神戸市内で展開中だ。
 今の目標は「音楽ライブの県内制覇」。既に30市町ほどは回ったといい、「生まれ育った兵庫の全市町で歌うことが恩返しになる」。地元への愛を歌に込める。(西竹唯太朗)

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