兵庫県警宍粟署は28日、キャンプのために同県宍粟市波賀町から氷ノ山(1510メートル)に登っていた30~70代の男性5人が帰宅せず、行方不明になったと発表した。大雪の影響で遭難したとみられ、県警や地元消防が捜索。グループの1人から「4人で下山している」などと連絡があり、4人の生存を確認。残る1人は山中で動けなくなっているとみて23人態勢で捜索を続けている。
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里へ~人と自然のものがたり~(2)炭焼き農家(川西市)
火入れされた炭焼き窯から白い煙がたなびく。兵庫と大阪の境に位置する妙見山の麓、川西市の北端に当たる黒川地区はどこか懐かしい匂いに包まれていた。 この地で生まれる「一庫(ひとくら)炭」は茶道文化に欠かせない茶の湯炭の最高峰。歴史をたどれば豊臣秀吉、千利休も称賛したと伝わる。今西学さん(50)は、一庫ブランドを守る最後の炭焼き農家だ。