真っ黒くろちゃん 新聞販売店の猫、町の人気者に

2018/11/09 00:20

「ながたか君」を考案した立穴斉所長

 でかく真っ黒な体。呼び掛けても「やれやれ」と言わんばかりのあくびをし、「にゃ~」と鳴き声を出す。 関連ニュース 多頭飼育崩壊のブティックから救出された子猫たち 愛猫ロスの家庭に幸せを運んでくれた 保護して2日目、子猫の寝落ちが可愛すぎてキュン〓 「守りたいこの寝顔」「幸せそう」ネット悶絶 「朝起きたら猫になってたので…」ワクチン接種の副反応で会社を休む“理由”に?「使わせていただきます」「その手があったか」

 神戸市長田区北東部を担当する長田北専売所(同区房王寺町4)に、いつの間にか住み着いた黒猫の雄。配達員や地域住民からは「くろちゃん」の愛称で親しまれる。毎朝、朝刊を配る配達員たちと一緒に“出勤”し、定位置にどかっと座って仕事風景を見守ったり寝たりと、悠々自適だ。
 地域猫が多い同専売所周辺。主任の谷尾靖彦さん(56)によると「くろちゃん」が来るまでも何匹もの猫が住み着いた。先住の猫がいなくなるたびに新しい猫がやって来る。「くろちゃん」は数年前から来るようになったという。
 愛想は振りまかないが、物おじもしない「くろちゃん」。「くろちゃん」に会いたいがため、同専売所を訪れる読者や地域住民もいるが、気にも留めない。
 所長の立穴斉さん(40)は「長田マンスリー 下町余情」のキャラクター「ながたか君」の考案者でもある。「くろちゃん」と「ながたか君」にはぜひ、長田に福を招き入れてほしい。(村上晃宏)

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