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シリーズ累計発行部数5000万部を突破した「呪術廻戦」。クセの強い魅力的なキャラクターが多いのも人気の理由のひとつ
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シリーズ累計発行部数5000万部を突破した「呪術廻戦」。クセの強い魅力的なキャラクターが多いのも人気の理由のひとつ

おもしろいものを見つけるのが上手な一方で、トレンドの移り変わりも早い小学生たち。一大ブームを巻き起こした鬼滅の刃に続き、今はダークファンタジー漫画「呪術廻戦」にハマる子どもも多いようです。そんな中、9歳のある男の子が「呪術廻戦のコミックスは買わなくていい」と言った理由が、「思慮深い…」とツイッターで注目を集めています。

投稿したのは、男の子のママである「えんどうちほ(@mamechiiiii)」さん。「友達の間で呪術廻戦が流行っている」と話す9歳の息子さんに、「コミックス揃えようか?」と提案したところ、心をキュッと掴まれるような返事が返ってきたそうです。

その答えとは--

「まだ鬼滅が好きやから…同じくらい好きになったら大変やし、善逸以上に好きになるキャラができたら嫌やし…もうちょっと買わなくていいわ」

この息子さんの返事にリプ欄は「一途ですね!その精神見習いたい」「思慮深い…」「善逸愛から自制する息子さんエラい!」「息子さんの気持ち痛いほどわかります!」と、称賛と共感の声が続出。一方で、「大丈夫ですよ、推しは多いほど心が豊かになります」「新しい推しジャンルを開拓してそれぞれの推しを愛でるのもオタ活の醍醐味ですよね!」などと背中を押すコメントも。また、すぐに「コミックス揃えようか?」と声をかけたえんどうさんにも「かっこいい!」「良き母、良き息子」といった声が寄せられ、15.5万件もの「いいね」が押されました。

お友達の間で流行っているならきっと読んでみたいはずなのに、一途な想いを貫いた息子さん。日頃はどんな子どもさんなのでしょうか?えんどうさんに伺いました。

■たった1人で上弦の鬼を倒した善逸はかっこいい

--息子さんの返事を聞いてどう思われましたか?

驚きました。というのも、9歳の息子はまだそんなに漫画というものを読んできていないので、おもしろそうなものは読んでみたいだろうな…と思っていたからです。読書がもともと好きなこともあって、本はいろいろと読んできているのですが、ひとつの作品やキャラクターに固執しているところも初めて見ました。

--本当に鬼滅の刃が好きなんですね。

漫画を何度も読み返し、缶バッジやキーホルダーなどのグッズをかばんに付け、善逸のTシャツを着て遊びに出かけています。一緒にスーパーに行こうものなら、カレーやハンバーグといったカード付きのコラボ商品をカゴに入れたがりますし、学校でも鬼滅の刃のキャラクターをお絵かきして、友達と交換したりしています。

--中でも善逸が大好きなんですよね。どういうところが好きなのでしょう?

「雷の呼吸壱ノ型、霹靂一閃の構えが好き」「無限城で、たった一人で上弦の鬼を倒していてかっこよかった」と言っています。

--禰豆子や、「育て」であるじいちゃんを想い続けるという“一途さ”は、息子さんと通じる部分がありますね。息子さんは普段、どんな性格のお子様ですか?

普段は、男児らしいお調子者です。とにかく本が好きで、読書の時間を確保するために朝6時に起きて本を読んでいます。ハマるととことん没頭するタイプではあって、一時期ピラミッドにハマっていたときは、いろんな王のピラミッドの特徴を自由帳にまとめる作業をずっとしていました。

--そこまで夢中になれるのはひとつの才能だと思います!でも、呪術廻戦の人気もすごいので、いずれ「読みたい!」という気持ちに変わるかもしれませんね。

そうなれば、きっとコミックスを買うと思いますし、私も一緒に読んで感想を言い合いたいです。私自身、漫画が大好きで、青春時代にたくさんのいい影響を受けました。息子や娘にもそういう出会いがあるといいなと思います。

--数年前のツイートを拝見すると、息子さんは、妹さんと一緒に行ったプリキュアのイベントで、「僕は男の子だからいいよ」と好きなキャラクターとの握手を我慢しようとされたとか。そこでえんどうさんがかけた「好きになるものに、女の子専用も男の子専用も、大人専用も子供専用もないよ。好きなら握手しておいで」という言葉がとても印象的でした。子どもさんの興味に対しては、どういった向き合い方を心がけているのでしょう。

子どもたちが見るものは必ず親が目を通し、あまりにも年齢にそぐわないものは遠ざけていますが、今はいろんなものに触れて、いろんな考え方を知ってほしいなと思っています。また、これからはマンガ等のメディアでも、男女差、年齢差はどんどん気にならなくなっていくような気がするので、そうした余計なことは考えずに、没頭できるものを見つけて毎日を楽しく過ごしてくれたらいいなと思っています。

ちなみに、えんどうさんご自身は、呪術廻戦に「興味がある」とのこと。「髪をカットしてくれた美容師さんにすごく勧められまして。『NARUTO』が好きだったことがあるなら間違いない」とおっしゃっていたので、読んでみたい気持ちがあります。NARUTOは昔、全巻読んで面白かったので」と話してくれました。

鬼滅の刃と善逸を想い続ける息子さんの一途な気持ちは、「推し」がいる人ならきっと共感できるはず。でも、推しが増えることで毎日がより潤う人もいるように、作品の楽しみ方は人それぞれです。

飛ぶ鳥を落とす勢いの呪術廻戦は、個性的で魅力あふれるキャラクターが多いのも人気の理由のひとつ。息子さんが呪術廻戦を解禁し、新たな推しキャラと出会う日は来るのでしょうか。でも、まっすぐにキャラを愛してくれる息子さんなら、たとえ新たな推しが見つかっても、「推し変」ではなく「推し増し」で、キャラたちを愛し続けてくれそう。これからも「推し」がいる毎日をめいっぱい楽しんでほしいですね。

(まいどなニュース特約・鶴野 ひろみ)

2021/9/4
 

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