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国土地理院がホームページ上で公開している月の地形図
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国土地理院がホームページ上で公開している月の地形図

「美しすぎる」

国土地理院が公表している月の地形図がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは地図愛好家の大学生、官房長's 地図の部屋さんの投稿(@Nishinotomo_map)。

「雨の海」「晴れの海」「静かの海」や「コーカサス山脈」「アペニン山脈」といったロマンあふれるネーミングに、クレーターの地形を反映した独特の等高線。見飽きる事がないその姿にSNSユーザー達からは

「静かの海、人類初めてアポロ11号が降りた所ですよね。
そのすぐ下(南なのかな)、の酒神の海がとても気になります。」

「豊かの海は豊穣の海ですね。三島由紀夫さんのネーミングセンス、さすがです。月の海……」

「ファンタジー小説にある地図みたい!!!」

「コーカサス月にもあるのか」

「舞の海はどこですか?」

など数々のコメントが寄せられている。

官房長's 地図の部屋さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):この月の地形図をご覧になった際の経緯と、ご感想をあらためてお聞かせください。

官房長's 地図の部屋:中秋の明月だったこともあり、9月21日の国土地理院公式Twitterのツイートで存在を把握しました。

もともと地形図をはじめ、地図に興味があるため、ツイートリンクの特集ページより高画質の月の地形図を見たところ、地球では見ることのできない不思議な地形、センスある「〇〇の海」といった月の地名に斬新さと感動を覚えました。そう感じたのは私だけではなかったようで、ツイートには「ファンタジー世界のよう!」や「海の名前に感動した」といった返信をたくさん頂きました。

中将:月の地形図の魅力、見どころについてお聞かせください。

官房長's 地図の部屋:先に申し上げた内容に重なりますが、地球とは異なる地形、特にクレーターの等高線での表現に鳥肌が立ったことを今でも覚えています。

中将:これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

官房長's 地図の部屋:ただのスクショにもかかわらず多くの方にご反応いただいた事には驚きが隠せません。本当にありがとうございます。

大変多くご返信を頂きましたが、とある方から「舞の海はどこですか」というご質問を頂きました。私は大変おバカなのでまともに受けてしまい、日本語から英語まで複数の文献を真剣に調べてしまいましたが、のちに「元力士の舞の海さん」だという事を理解しました。月の地名の「〇〇の海」が「まるで力士の名前みたいだ」というツイートは複数あったのですが、本当にお恥ずかしい限りです。

◇ ◇

「皆さんも、遊びに行く時、道に迷った時などにスマートフォンでGoogle Mapなどを日常的に見ていると思います。月の地形図に興味を持った方は是非、そのほかの地形図、地図にも注目して見てみてください。きっと今まで見えてこなかった何かが見えていきます。気になるお店、あの道の向こう、あの山の名前…地図は好奇心を高める玉手箱です。地図の魅力が多くの人に伝わることを心より願います」と官房長's 地図の部屋さん。地図とはさまざまな情報や人の想いが込められた総合芸術でもある。今回のバズツイートをきっかけにそんな地図の世界に興味を持つ人が一人でも増えれば幸いだ。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

2021/10/4
 

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