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カフェのフクロウが大集合!(お店提供)
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カフェのフクロウが大集合!(お店提供)

 今年7月にオープン1周年を迎えた猛禽類カフェ「ラプターランド シャベル」(大阪市浪速区)に8月生まれの赤ちゃんメンフクロウ3羽が加わり、お披露目されている。現在、赤ちゃん3羽の名前を募集しており、決定の瞬間はInstagramでライブ配信される予定だ。カフェのオーナーは「4種類5羽のメンフクロウがそろうのは関西では珍しい。会いに来て」と呼び掛けている。

 来店者は好きな名前を書いて募集箱へ投函するだけ。11月頭に集計したものの中から枚数の多かった上位候補を紙に書き、それをメンフクロウに見せ、くちばしでつつくといった仕草から判断するという。

 元々、このカフェには2羽の鷹、9羽のフクロウが在籍していた。お面をかぶったような顔で知られるメンフクロウとしては、スーパーホワイトメンフクロウの「スイ」(1歳)とススガオメンフクロウの「ブラウニー」(14歳)がいた。どちらの品種も関西で見られるのはここだけだという珍しい品種だ。

 そこに今回、8月に生まれたノーマルが2羽、全身が茶色っぽいモカ1羽が加わった。これで総勢5羽4種類ものメンフクロウがそろったことになり、オーナーの神麻裕美さんは「関西では珍しい」と胸を張る。

 「3羽とも日本生まれの日本育ちです。信頼置けるブリーダーさんのところから、とびっきりの美人さんに来てもらいました。性別はまだ不明。雛の頃はみんな真っ白でふわふわした綿毛をしていてかわいいんですよ」

 フクロウは一般的に生まれて2週間で本毛となり、体つきも大人のフクロウへと成長し、その後は体重が少し増えるぐらいだそうだ。

 店頭デビューはつい最近で、それまではバックヤードで育てられてきた。それぞれタイプは異なり、モカは元気いっぱい、末っ子の白いノーマルの子はくりっとした黒目で2羽の間に座りたがる。もう1羽のノーマルはきりっとした顔立ちが特徴だ。人間と同じで小さい頃は何を見ても興味を示し、首を傾げたり、きょろきょろと見回したりと動きや表情がかわいらしい。

 写真を撮ろうとスマートフォンを近づけてもおびえず「なんだろう?」という表情でじっと、こちらを見てくる。頭やおでこ、くちばしなどを優しく触ってあげると喜ぶ。

 昨年、コロナ禍の中、オープンを2カ月延期してスタートしたシャベル。12月に神麻さんは出産もされ、大変な日々を過ごしてきた。来客数も少なくなり、営業時間も22時までの営業を考えていたが、緊急事態宣言を受けて短縮、休業と変更を重ね、現在は11時から18時で営業している。

 営業形態も変化を余儀なくされた。店内はカウンター席の椅子を撤去し、お客さんには立って過ごしてもらうように。もちろん、フクロウ用に置いてある丸太やレンガに座ってもいいし、空間に余裕があれば、椅子も用意してくれる。

 「フクロウにも環境が変わったことに慣れてもらわないといけませんでした。中には見慣れないマスクを怖がる子もいました」

 一番残念だったのは入り口の扉を開放することになり、店内での放し飼いができなくなったこと。中でも、14歳になるブラウニーは離れているところから呼ぶと飛んでくる芸達者。現在は実施していないが、状況が変われば、こうした取り組みも復活させる予定だ。

 カフェにはキッズスペースを作っているので子ども連れが多い。0歳児からOKで1歳児までは無料、さらにスタッフはお子さんがいる方ばかりで時間は無制限なので、子育て中のお母さんが赤ちゃんを連れて、ご自身の息抜きにやってくるそうだ。予約を取っていないが、事前にお店の状況を電話で確認してから来店される方が多く、密になることもないという。

 猛禽類の飼い方を教える月4回のマンツーマン授業やイベントへの出張でのふれあい体験、ペットホテルとしての活用など様々な営業スタイルを展開中。自宅への出張サービスも可能なので、フクロウの飼い方や独特の鳴き声がどの程度なのかなど、神麻さんに話を聞きながらフクロウと触れ合うこともできる。

 「コロナ禍でお家時間が増え、フクロウを飼いたいと来られる方もいます。でも、来店1回目ですぐ購入するのではなく、ゆっくり考えてくださいと伝えています。やっぱり、この子たちの今後が気になるので飼い主さんも育てていければ、と思っています」

 カフェでは餌やり体験や腕乗せ体験、羽を使ったピアスやイヤリングといったアクセサリー作りといったメニューも用意されている。

 「肩や頭の上に乗せ、ダブルで楽しむのもおすすめです。時間制限がないのでカフェが混んでいなければ、好きなだけ乗せて過ごせますよ」

 新たな取り組みとして、お店のフクロウたちをキャラクター化した新ブランド「 I LOVE OWL」も立ち上げた。現在、ステッカーやハンドタオルをカフェとお店のホームページにて販売中。ハンドタオルは3種類の中から総柄のデザインのものを今治タオルで商品化を進めており、12月に販売予定だ。

 「心に余裕を持ってフクロウたちと楽しく過ごしてほしい。少しでも疲れた方々をここで癒してあげられたら」と神麻さん。フクロウのことはもちろんだが、子育て相談もできるアットホームな雰囲気づくりを目指している。

 初体験だったわたしも十分癒やされました。怖そうでかわいい、そんなメンフクロウを眺めてみて、赤ちゃん3羽の名前を考えて応募してみてはいかがでしょうか。

(まいどなニュース特約・藤原 玉美)

2021/10/19
 

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