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どういうわけか、彼氏ではなく「彼氏のお母さん」からフラれてばかりいる女性がいました
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どういうわけか、彼氏ではなく「彼氏のお母さん」からフラれてばかりいる女性がいました

男と女、出会いと別れ……そのかたちは様々であり、偶然が重なりあって男女はくっついたり、別れたりを繰り返すものではあります。恋愛で最も切ないのは言うに及ばず「別れ」ですが、過去の複数回の恋愛経験のうち、どういうわけか彼氏本人ではなく、「彼氏のお母さん」から別れを告げられてきた女性がいます。

関東在住のOL・アヤエさん(34歳・仮名)。見た目は綺麗で、性格も明るく、会話の節々からは「ウソがつけない」真面目な印象を受けます。一方、どことなくあどけなさも残り、「名古屋」を大阪の地名だと思っていたり、「ご教示ください」を「ご教授ください」と間違えたりと、どうも知的というわけではなさそうです。こういった点、男性からは「しょうがねぇなぁもう」と好意につながる場合があるのはよくわかりつつも、どうしていつも「彼氏のお母さん」からフラれてしまうのでしょうか。

今回は、アヤエさんが過去3回「彼氏のお母さん」から別れを告げられたという実例をもとに、その原因を推測していきたいと思います。

■【その1】彼氏のお母さんからサンマルクカフェで別れを告げられたハタチの頃

まだ短大生でハタチになったばかりのアヤエさんに、友達の紹介で同じ年の彼氏ができました。当時はまだガラケーの時代。ディズニーランドで買った「2つ揃えるとハート型になる」携帯ストラップを彼氏と2人で持つなど、当初はラブラブだったようです。

実家暮らしの彼氏の家にもフリーで出入りできる関係になっていたようですが、ある日のこと、彼氏と全く連絡が取れなくなったそうです。心配に思ったアヤエさんはいつものように彼氏の実家に出向き、彼氏の部屋で彼氏が帰ってくることを待つことにしたそうです。しかし、そこでアヤエさんはとんでもないものを目にしてしまいます。

前述のディズニーランドの携帯ストラップの、彼氏が持っていたほうがゴミ箱に捨てられていたのです。

それを見たアヤエさんは号泣したそうですが、それでも彼氏を待ち続けます。しかし、一向に彼氏は帰ってくることはなく、見かねた彼氏のお母さんが部屋に入ってきてアヤエさんにこう言ったそうです。「うちの子が……ごめんなさいね。ちょっとお茶でも飲みに行かない?」。

彼氏のお母さんに連れられ、近所のサンマルクカフェに2人で入ったそうですが、そこで告げられたのは「うちの子はもう『アヤエさんとは付き合えない』と言っていたの。本当にごめんなさい。これ以上うちの子に関わらないほうが、アヤエさんの将来のためにも良いと思う」との言葉。アヤエさんはまた号泣したそうですが、お母さんからの通達に従うしかなく、最後の最後も彼氏に顔を合わすことなく、そのまま別れることになったのだそうです。

■【その2】家族ぐるみでご飯を食べていたのに、「彼氏のお母さん」から電話でフラれる

やがてアヤエさんはダーツバーでアルバイトを始めることになり、その店の同僚だった同じ歳の男性と付き合うことになりました。アヤエさん、23歳の頃のことでした。

この彼氏も実家暮らし。アヤエさんの持ち前の明るさは、その家族にも認められるところとなり、やはり実家にも普通に出入り。家族ぐるみでご飯を食べるような和気あいあいとした関係になったそうですが、ある日のこと、彼氏を飛び越え、お母さんから携帯に着信が。

「もしもしアヤエさん? ちょっと話したいことがあるんだけど、良いかしら?」。アヤエさんはいつも通り「はい、もちろん良いですよ! どうかなさいましたか?」と彼氏のお母さんに言ったそうですが、そこでまた衝撃の通達が……。

「アヤエさん、あのね……言いにくいんだけど、うちの子とはもう付き合わないであげてほしいの。うちの子、ああ見えて、自分の意見とか言えない子でね。本音ではどうやら別の子のことが好きで、そのことで悩んでアヤエさんが帰った後、毎晩家で暴れたりするようになっていて。本当にごめんなさいね。これ以上うちの子に関わらないほうが、アヤエさんの将来のためにも良いと思うしね」。

ここでも結びは「アヤエさんの将来のためにも良いと思う」。アヤエさんはショックのあまりまた号泣したそうです。もちろん、今回もまた当の彼氏とは対面せず、そのまま追求することもなく、アヤエさんは断腸の思いで身を引いたとのことです。

■【その3】彼氏のお母さんに飼っていたトイプードルを奪われた26歳

過去2人の彼氏との別れ(正確にはお母さんから通達を受けた別れ)の経験を経て、随分と成長したアヤエさんは、26歳の頃、結婚を前提にした彼氏ができ、今度は思い切って同棲することになったそうです。犬好きのアヤエさんは小さい頃からの夢だったトイプードルを同棲する彼氏と一緒に飼い、「仕事もしっかりやって、生活も楽しむ」という将来を目指していたようですが、彼氏はこの点にギャップを抱いていたようです。

その彼氏は「仕事とかいいから、お前は家にいろ。家を守れ」という昔気質のタイプだったようで、この点は活発なアヤエさんと合わなかったようです。当時のアヤエさんはとにかく働き詰めで帰ってくるのは深夜。やがて家に帰っても彼氏と時間が合わず言葉を交わすことさえなくなり、最後は彼氏が無言のまま実家に帰ってしまいました。

「どうしたら良いか」と考えあぐねたアヤエさんは、実家に戻った彼氏のお母さんにまず電話してみることにしました。「彼は、これからのことをどう思っていますでしょうか? 直接本人話すと喧嘩になりそうなので、お母さんにお尋ねしたいのですが……」。

そう言うと、彼氏のお母さんは「アヤエさん、ごめんね。もうあの子はその部屋に帰らないと言ってるのよ。アヤエさんがその部屋に住み続けるのなら、それで良いけど、2人分の部屋だから家賃の負担も大きいだろうし、好きにしてくれて良いわ」と冷たく言い放ったのだそうです。

さらに、最後に痛烈な一言も。「あ、でもトイプードルはうちで飼うから、その子は引き取りに行くわね」。アヤエさんはまた号泣。結果、大好きな彼氏もトイプードルも部屋も手放すことになったそうですが、その後、彼氏のお母さんのSNSで飼っていたトイプードルがワンワンワンと元気に育っている様子を目にしたそうです。

■いつもお母さんからフラれる原因は?

ここまでがアヤエさんの「お母さんからフラれた」3回の経験ですが、どうしていつもこうなってしまうのでしょうか。

冒頭でも触れた通り、アヤエさんは綺麗で明るく快活で、ウソがつけなそうな性格です。この点がどことなく「お母さん」像に通ずる感じがあり、そもそもが「母性愛」を強く求める男ばかりが近寄ってきてしまうのではないかと推測されます。

一方、アヤエさんには、大阪と名古屋を混同するようなあどけなさも残るため、付き合っていくうちに彼氏のほうが「ん? 母となんか違うぞ」という気持ちになり、しかし別れを言い出すのも面倒で、結局現実の母に別れの手配も全部やってもらうという寸法なのではないでしょうか。

こういった推測をアヤエさんにしてみるのですが、当の本人はまた「そうなのかなー。でも、わかんないですよー」と、通じているのか通じていないのかよくわからない返答であり、この点もまた、アヤエさんの明るさと天然さが入り混じる独特のもの。どうにかしてアヤエさんに現実的な話をしてまとめるとなると、やはり年の功のお母さんくらいでないと難しいのかもしれません。

ちなみに、本人の名誉のために補足すると、現在のアヤエさんはジムで知り合った彼氏と幸せな同棲生活をおくっているようです。ただ、その彼氏の年齢はアヤエさんの6個下……。これ以上アヤエさんの身の上に「彼氏のお母さん」が登場することがないよう幸せを願うばかりです。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

2021/11/17
 

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