「気づくのに24年かかった」スマホのメモ機能で開眼! 「何にも手をつけられない」状況を完全解決
2022/05/30 16:30
ツイッターで大きな反響を呼んだ投稿(画像提供:森優さん @0617Forest)
「これに気づくのに24年かかった。『漠然と大変すぎて何したらいいか分からなくなる→何にも手をつけられない』の解決策」
そうツイッターに投稿したのはイラストレーターの森 優さん(@0617Forest)。ゴミや脱いだ服で散らかった部屋、朱書きがたくさん入った顧客からの修正依頼など「漠然とした大変な状況」に思考が停止してしまう。そんな日常生活の困ったあるあるの解決法です。
内容は至ってシンプルで、「やるべきことをメモ帳に書き起こす」というもので、部屋の片付けなら「ゴミを捨てる・食器はシンクへ・食器洗い・服は洗う」と整理。一見すると問題は山積みに見えますが、見える化することで「散らかった部屋を片付ける」という漠然としたタスクが整理され、すべきことが明確に分かるメリットがあります。しかも整理してみると項目は思ったよりも少ないことも。この方法について、投稿者の森さんにお話を聞きました。
■「今後も詳しく発信していく予定です」
ーーツイートしたきっかけを教えてください。
「その日の仕事が夜まで終わらず、作業に飽きてきたので、前から広めたいと思っていたことを落書きしてツイートしました」
ーーこの解決法はいつどのようなタイミングで?
「昔から『やる気が全く出ない』『混乱して動けない』ことばかりで、自分がとても嫌になりました。フリーランスの仕事にも支障をきたし、『このままじゃ本当にダメだ!』と、本で勉強したり、さまざまな方法を試行錯誤する中でメモの大切さに気づきました」
ーー「あるある!」と反響も大きかったです。
「『私もやってる!これがないとできないよね』という経験談がたくさん届き、自分でも改めてメモの大切さに気付かされました。『メモすらできない』『メモしても後回しにしてしまう』という悩みも届き、今後どんな情報が求められているか参考にもなりました」
ーーメモ以外にも複数の工夫をされてたそうですが。
「また後ほどイラスト付きでご紹介する予定ですが、『タスクにかかる所要時間もそれぞれ明記する』『優先順位の決め方』『長くかかるタスクは短い時間に分割する』『作業時間の見通しが立たないタスクはストップウォッチで計測する』…など、さまざまな原因に対処する細かな工夫がたくさんあります!
今後も詳しく発信していく予定ですので、少しでも誰かの生活のヒントになれば嬉しいです」
◇ ◇
森さんのツイートには、「これすごい大事ですよね 何かしら問題解決しようと思ったときには、必ず要素に分解するようにしています」「ほんと書き出すのは大事。なお、混乱しすぎてると書き出すこともできない模様。」「iPhoneのメモ機能でこれやってる」と、引用リツイートで900件ものコメントがつきました。
記者もこの解決法を用いて部屋の掃除をしてみましたが、書き出してみると意外にやるべきことが少なくスムーズに片付きました。また、日常生活はもちろん仕事でも活用できます。連休明けなど、「仕事が山積みだけど、何から手を付けていいか分からない…」と混乱して何も手がつかないときは、一呼吸おいてこの方法を思い出してみてはいかがでしょうか。
(まいどなニュース・門倉 早希)