既婚者向けマッチングサイト『ヒールメイト(Healmate)』を運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は、このほど結婚と愛情の関係を分析した「ロマンチックラブイデオロギー調査」の結果を発表しました。それによると、2人に1人以上が「結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答した一方、6割強が「結婚とは生涯一人の相手に限定し、生活や出産・育児を共同で営むもの」という考え方に賛同したことがわかりました。
調査は、全国の20~50代の既婚男女559人を対象として、2024年12月、2025年9月にインターネットで実施されました。
調査の結果、男性の56.0%、女性の52.1%が「結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる(やや感じる+感じるが仕方ない+結婚制度を変えるべきの合計)」と回答。内訳を見ると、「結婚制度を変えるべきである」は男性が7.9%だったのに対して、女性では12.1%と差が見られました。
「結婚制度を変えるべきである」と答えた割合を性年代別に見ると、20代(男性15.9%、女性14.3%)と50代女性(15.7%)で多くなり、回答者からは「働きたい女性は社会に進出すればいいが、共働きでも女性の方が負担の多い家庭は多い」(27歳女性)、「同等であるべきなのに、夫は外で働いているから妻は家庭内で率先して働くべきなどの古臭い考えを押し付けられる」(55歳女性)といった意見が寄せられました。
その一方で、「結婚とは、恋愛とセックスを生涯一人の相手に限定し、生活や出産・育児を共同で営むもの」という考え方に賛同する男性は64.9%、女性は66.4%と、男女いずれも6割強を占めました。
回答者からは「一人の人を思い続けるのに同じ度合いで 保っていられるのは3年が限度で、それ以降は惰性。感情がなくなってからセックスも受け付けなくなり今は2年ほどしていない。本当に心から求めて セックスをし合っている夫婦は結構少ないと思う」(36歳女性)、「当事者が納得しているならどのような、例えば同性や一夫多妻、結婚でも良いと思う」(30歳男性)といった声が寄せられています。
また、「配偶者に愛がある」と回答した男性194人、女性169人に「配偶者に愛が無くなったら第二の人生を考えますか」と尋ねたところ、男性の30.9%、女性の21.3%が「愛が無くなったら第二の人生を選ぶ」と回答し、「結婚したら相手は一生一人」に賛同する人が大半でも、人生の選択となれば難しいという人が一定数いることがわかりました。
「愛が無くなったら第二の人生を選ぶ」と答えた割合を性年代別にみると、特に40代(男性29.2%、女性14.3%)で男女差が大きくなっていることから、育児や経済的理由、新たな出会いの見つけにくさなど、愛情以外の要因が関係していることが推測されました。
回答者からは「同居し、共同生活を送る中でお互いの関係にマンネリを感じるようになる。その関係自体が当たり前のものになってしまうため、特別な関係を維持するために必要な男女の情愛が必要なくなってくる」(48歳男性)、「愛情がなくなっても、尊敬する気持ちはなくならないと思う。愛情がなくても何かしらの情があればいいと思う」(28歳女性)といったさまざまな意見が寄せられました。
























