数字の並びが特徴的な「AF707777TG」。投稿のきっかけとなった紙幣の実物/渡辺シゲアキさん(@watanabe_shigeaki)提供
数字の並びが特徴的な「AF707777TG」。投稿のきっかけとなった紙幣の実物/渡辺シゲアキさん(@watanabe_shigeaki)提供

銀行のATMで両替をした際に偶然見つけたという、“7が連続する1000円札”の写真がThreadsに投稿され、話題になっています。投稿したのは、漫画家の渡辺シゲアキさん(@watanabe_shigeaki)。投稿には「AF707777TG」をはじめ、“7”の番号が連なった9枚の紙幣の写真が添えられ、「まるでニセ札のようだ」と夫婦で驚いたというエピソードが注目を集めています。

お札の異変に最初に気づいたのは、渡辺さんの奥さん。夜、自宅で両替したお金を仕分けていたときのことでした。銀行ATMから下ろしてきた紙幣を5000円ずつに分けていたところ、数字の“7”が並ぶ1枚の1000円札が目に入ったといいます。奥さんが「すごい、見て!」とお札を見せてきたところ、渡辺さんも驚き、2人で「すごい」と盛り上がったそうです。

最初の1枚に気づいたあと、奥さんが仕分け作業に戻ると、さらに同じような番号を持つ紙幣が次々と出てきたのだとか。あらためて並べてみると、「AF707771TG」から「AF707779TG」までの9枚が連番の状態でそろっていることが判明。2人で番号を確認しながら、しばらく見入ってしまったといいます。

最初の1枚を見つけたときは純粋な驚きだったものの、9枚そろった紙幣を前にすると、不思議と印象が変わったそうです。あまりに整いすぎた並びに「本当に本物かわからない…まるでニセ札のようだ」と笑い合い、喜びと戸惑いが入り交じる瞬間になったといいます。

紙幣はいずれも駅前の銀行ATMで受け取った新札。使ったタイミングや時期に心当たりはなく、「完全に偶然だろう。こんなこともあるんだね」と夫婦で話したそう。他にも同じ系列の番号がないか探しましたが、この9枚以上は見つからなかったといいます。

プレミア的な価値がつくかどうかも調べたそうですが、特に付加価値はないとわかり、「もったいないから使わずに残しておく」ことにしたそうです。「もし一万円札だったら神棚に飾ったのに、千円札かぁ…」と奥さんは少し肩を落としていたのだとか。

投稿には多くの反響が届きましたが、そのなかで渡辺さんが特に印象深いと感じたのは、「これで宝くじを買ったら当たりそう」という声。偶然が重なって生まれた“7の連番札”は、金銭的な価値とは別に、夫婦で驚きと笑いを共有した忘れがたい出来事となったようです。