海上自衛隊八戸航空基地が避難住民の一般受け入れを実施※画像はイメージです(Josiah.S/stock.adobe.com)
海上自衛隊八戸航空基地が避難住民の一般受け入れを実施※画像はイメージです(Josiah.S/stock.adobe.com)

青森県八戸市で8日夜、発生した大規模地震とそれに伴う津波警報の発令を受け、海上自衛隊八戸航空基地が周辺住民の避難受け入れを実施した。海上自衛隊第2航空群の公式X(@jmsdf_2aw)は、9日、避難受け入れ状況を写真付きで発信しました。

■深夜の避難受け入れ、隊員が交通整理を実施

地震発生直後、気象庁より津波警報が発令されると、八戸市沿岸部をはじめとする地域では高台への避難が呼びかけられました。

投稿によると、深夜にもかかわらず基地のゲート前には自家用車で続々と基地内へ避難する住民の車列が。複数の隊員が懐中電灯や誘導棒を手に、交通整理と避難経路の案内を実施。迅速な避難誘導によって、地域住民の安全確保に貢献しました。

この一連の避難受け入れ対応には多くの反響が。「迅速な対応、心強い」「『ありがたい』の一言につきる」「夜中の寒い中、ありがとう」「一番頼もしい場所」など、感謝の言葉や労う声が寄せられていた。

■延べ620名、277台の車を一時的に受け入れ

9日午前7時、同アカウントは「おしらせ」を投稿。津波警報及び注意報の解除に伴い、海上自衛隊八戸航空基地の一時避難場所は閉鎖したという。「延べ620名、277台の車を一時的に受け入れました」と報告している。投稿された写真によると、腰の曲がった高齢者に自衛隊員が手を貸し、体育館のような屋内施設に避難した人が過ごしやすいよう、パイプ椅子や毛布が貸し出されていた。