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(1)ネイリスト 天野民愛さん(32)  女性の心を元気にしたい/常に最新技術や流行追う
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「難しい技術に挑戦するのが楽しい」と話す天野民愛さん=神戸市東灘区本山北町3、チズネイル(撮影・斎藤雅志)
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「難しい技術に挑戦するのが楽しい」と話す天野民愛さん=神戸市東灘区本山北町3、チズネイル(撮影・斎藤雅志)

 つめを手入れしたり、つめに「ネイルアート」という装飾(そうしょく)を入れたりする技術者をネイリストといいます。仕事を始めて12年になりますが、最近すごく利用者が増えました。わたしが働く店も、お客さんは10代から60代まで幅広(はばひろ)いです。数は少ないですが、男性の常連客もいます。

 ネイルアートは、単なる飾(かざ)りではありません。女性は、手先がきれいだと心も元気になれます。だから、介護(かいご)など体力を使う仕事をする人や、心に悩(なや)みを持つ人も、自分を励(はげ)ますために利用しています。

 わたしは神戸の高校を卒業後、就職(しゅうしょく)した真珠販売店(しんじゅはんばいてん)で、先輩(せんぱい)がつめをきれいに手入れしているのに感心し、自分でも始めました。プロの人にネイルアートをしてもらった時、美しさに感動して、自分もプロになろうと思いました。

 尼崎(あまがさき)の専門(せんもん)学校で半年学んだ後、21歳(さい)で芦屋(あしや)のネイルサロンに就職(しゅうしょく)しました。母親や友だち、店の仲間のつめを借りて、うまくなろうと必死で練習しました。

 今も勉強は欠かせません。ネイルアートはどんどん進化しています。専門誌(せんもんし)をチェックしたり、ネイリストの大会を見学したりして、最新の技術や流行を学んでいます。

 わたしの得意技は、樹脂(じゅし)で人工のつめをつくり上げる「スカルプ」。長くしたつめに、細かい絵を描くのが好きです。自動車レースのF1に出場するスポーツカーや、ディズニー映画のキャラクターも施(ほどこ)しました。

 今の人気は「ジェル」という素材を使った装飾(そうしょく)。じょうぶでつめに優(やさ)しく、本物の宝石も付けられます。洗(あら)い物や掃除(そうじ)をすることの多い主婦にぴったりです。

 駆(か)け出しのころはつらかった。わたしはもともと人見知りするほう。ネイルアートはたいてい1時間以上かかりますが、お客さんと何を話したらいいか分からなかった。

 今は接客がすごく楽しい。恋(こい)の悩(なや)みや夫へのぐちにも、じっくり耳を傾(かたむ)けます。人生相談の相手のようなもの。10年以上通ってくださるお客さんもいます。

 納得(なっとく)できる技術ができて、お客さんにも喜んでもらえた時が一番うれしい。どんなに難(むずか)しい要望でも「無理」とは言いたくないですね。

▼あまの・みね

 2009年から神戸・岡本の「チズネイル」店長。本物のダイヤを使ったネイルアートも得意とする

▼ネイリストになるには…

 特別な資格はいりませんが、ネイリストを養成する専門学校などで学ぶのが一般的。「ネイリスト技能検定試験」に合格すると就職などの面で有利。ネイルサロンや美容室、エステティックサロンで経験を積み、独立して開業する道も。客の人気をつかめるかどうかがポイントです。

 チズネイルTEL078・414・6060

<適性をチェック!>

知らない人とおしゃべりするのが苦にならない

がんばって練習して成果を出すのが好き

おしゃれに関心があって、流行に敏感(びんかん)

こぼれ話

一見華やかだけど地道な仕事多い

 ネイリストはおしゃれな印象がありますが、実はけっこう力がいる仕事です。足のつめに装飾(そうしょく)をする際、足全体の手入れもしていますが、足の裏(うら)の角質を取るのは本当に大変です。手や足のマッサージもしますし、地道な部分が多い。店に就職(しゅうしょく)した後、しばらく下積みも必要です。働く時間は不規則になりがち。結婚式(けっこんしき)用におしゃれをする人は早朝の希望が多いですし、仕事を終えて遅(おそ)い時間に来るOLもいます。いろんな生活スタイルに合わせないとお客さんはつかめません。

2011/2/6
 

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