王位戦担当は4回目 食事面でサポートする中の坊瑞苑料理長

2020/08/04 16:53

対局者を食事面でサポートする、中の坊瑞苑の調理長の嶋崎一毅さん=神戸市北区

 第61期王位戦第3局の両対局者のコンディションを、食事面からサポートするのが、中の坊瑞苑の調理長の嶋崎一毅さん(47)だ。王位戦を担当するのは4回目となる。 関連ニュース 藤井七冠、王位戦5連覇で永世王位の有資格者に 就位式で「いっそう精進」   【こだま】 王位戦5連覇 最年少「永世王位」に 藤井、終盤複雑化 相次ぐ逆転劇 「肉を切らせて骨を断つ」妙手も

 将棋は子どものころにかじった程度。「2日間も盤面に向かって集中する体力、精神力はすごい」と感心する。「棋士は相当疲れると思う。おいしい料理を召し上がっていただき、自慢の温泉とともに疲れを癒やしてほしい」と願う。
 メニューでは、遠方から来る棋士のために地元食材を味わってもらおうと工夫。淡路のハモ、タイなど魚介に加え、神戸ビーフなどを選ぶ。「今回は神戸ポークも加えました。両棋士とも口にするのが初めてならば、これを機に知っていただければうれしい」と話していた。(津谷治英)
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