小学校の音楽会練習を撮影のビデオカメラ紛失 児童の顔や名札写った可能性
2019/12/21 19:07
神戸市教育委員会=神戸市中央区東川崎町1
神戸市立小学校で音楽会の練習風景を撮影したビデオカメラ1台が紛失していたことが19日、市教育委員会への取材で分かった。カメラに入ったSDカードに児童の顔や名札が写った映像が残っている可能性があるが、現時点で悪用された形跡はないという。
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神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に情報が寄せられていた。市教委によると、練習は10月上旬から体育館で学年ごとに行われ、担任らが11月の本番に向けて歌い方などを確認するために撮影。カメラは通常、職員室の施錠された引き出しに置いているが、本番の数日後、なくなっていることに情報担当の教員が気付いた。
通常は撮影後に映像を校内のパソコンに取り込み、SDカードのデータは消去するが、カメラを最後に使った教員が誰かは分かっていない。同校は20日に保護者に説明、謝罪する予定。市教委は校名が特定されれば映像が悪用されかねないとして、校名は公表しないという。(佐藤健介)