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神戸製鋼改ざん問題

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 神戸製鋼所は、アルミニウム製品のデータ改ざんを8日に発表してから1週間足らずで、鉄鋼製品や子会社の事業で次々に新たな不正が発覚した。取締役会で把握しながら、報道が出るまで公表しなかった事案もあり、情報開示姿勢にもまずさが目立つ。米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)など海外企業も調査に乗り出して影響は広がり続けており、事態収拾の見通しは立たない。

 最初に判明したアルミ・銅事業では、製品の検査データを改ざんし、顧客と約束した仕様を満たさない製品を約200社に出荷していた。数十人が関与し、工場長も不正を認識していた。

 製品は自動車や航空機、新幹線に使用。JR東海の新幹線では、台車部品に使われたアルミが日本工業規格(JIS)の基準を満たしていなかった。

 車のボンネットやドアに使ったトヨタ自動車などは、安全性に問題がないか調査を進めている。海外企業ではGMのほか、米自動車大手フォード・モーターも調査に乗り出したと報じられた。

 11日には鉄鋼事業で、自動車部品などに使う鉄粉の検査データを改ざんしていたと発表した。子会社のコベルコ科研(神戸市)は、液晶画面やDVDの材料となる「ターゲット材」で必要な検査を怠るなどした。

 福島第2原発でも神戸製鋼所の子会社が納入した配管に、検査データの一部を偽装した製品が納入されていた。東京電力が13日、発表した。交換用の予備の配管だったため使用されておらず、安全に問題はないという。

 この子会社は神鋼メタルプロダクツ(北九州市)。同社が東電に行った報告によると、昨年9月から今年8月にかけて納入された配管の一部から不正が見つかった。寸法を2カ所で測定することになっていたが、1カ所だけしか測っておらず、残り1カ所は想定値を記載していた。

 納入された配管は、東電が要求した性能は満たしており、日本工業規格(JIS)の基準にも適合しているという。東電は神鋼メタルに追加で報告を受けた上で、今後の対応を判断する方針だ。

 また三井造船が製造する船舶用エンジンや、阪急電鉄の車両の一部にもアルミ製品が使われていたほか、三菱電機の一般用と業務用の空調機器の一部と、富士通のグループ会社が海外で生産している車載部品に銅製品が使われていたことも新たに分かった。パナソニックでもブルーレイディスクの反射膜の材料などで使用が確認された。

2017/10/14

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