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神戸製鋼改ざん問題

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立川簡易裁判所=東京都立川市緑町
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立川簡易裁判所=東京都立川市緑町

 アルミニウム製品などの品質データを改ざんしたとして、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪に問われた神戸製鋼所(神戸市中央区)に、立川簡裁(八木正一裁判官)は13日、求刑通り罰金1億円の判決を言い渡した。

 八木裁判官は、神鋼が品質検査の数値を改ざんし、顧客仕様を満たすかのように虚偽表示していたことを「取引上、最も基本的で重要なルールに違反した」と指摘。長年にわたり改ざんが続いた点を「納期を優先する企業風土や、経営陣の品質意識の不足が指摘されている企業体質に根ざした常習的な犯行と言わざるを得ない」とした。その上で「わが国の製造業全体に対する信頼を揺るがせたことも見過ごせず、刑事責任は重い」と述べた。

 判決によると、2016年9月~17年9月、アルミ製品を製造する真岡製造所(栃木県真岡市)など国内3工場で、検査数値を改ざんした虚偽の検査成績書を約300通作成し、顧客に交付した。

 神鋼は、子会社でばね用鋼線の試験値改ざんが発覚したのを機に全社調査を行い、17年10月に一連の問題を明らかにした。昨年3月の最終報告書によると、データ改ざんは国内外の23工場で行われ、問題の製品は国内外の延べ688社に出荷、自動車や航空機などに使用された。東京地検特捜部と警視庁が合同捜査に乗り出し、神鋼は同年7月に法人として起訴された。

 製品データの改ざんを巡っては、同法違反の罪に問われた非鉄大手の三菱マテリアルグループでも子会社などに罰金刑が言い渡されている。

2019/3/13

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