激甚被災地の骨格都市計画を告示 兵庫県と4市1町

2095/03/17 17:33

 兵庫県と、神戸、芦屋、西宮、宝塚、津名郡北淡の四市一町は十七日、前日の兵庫県都市計画地方審議会の答申と大臣認可、知事承認の手続きを終え、激甚被災地十三地区の骨格都市計画四十九件を告示、決定した。


 認可、承認は十六日夜に終わり、告示は、県公報などに掲載して行われた。これに伴い十七日から、神戸市五地区、芦屋、西宮市各二地区、宝塚市三地区、北淡町一地区の計十三地区、約二百五十五ヘクタールが、被災市街地復興特別措置法に基づく復興推進地域の指定を受けたほか、地区ごとに土地区画整理事業、第二種市街地再開発事業などの対象地域に指定された。幹線道路、大型公園、駅前広場など骨格だけを定め、詳細案を住民らの今後の検討にゆだねた内容で、貝原知事は十六日、本計画を煮詰める今後の住民の話し合いで修正が必要になれば、行政側は柔軟にすると表明している。
 区域内の建築制限は続くが、区画整理などに関する住民間の話し合いが進めば、将来の公園用地への仮設住宅、店舗などの建設や、住宅の共同化など、復興への動きに弾みがつくことになる。

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