人口推計、震災前上回る 兵庫の被災地10市10町

2001/11/30 15:57

 兵庫県は三十日、十一月一日現在の推計人口を発表した。阪神・淡路大震災の被災地十市十町の合計が三百五十九万百八十人となり、震災直前(一九九五年一月一日現在)の三百五十八万九千百二十六人を、震災後初めて千五十四人上回った。 関連ニュース 九州豪雨 被災地支援へ準備本格化 兵庫県内 子育て世代の防災冊子作製 神戸市とP&Gが協力 9カ国の行政職員 神戸・新長田のまちづくり視察


 このうち神戸市は百五十万四千五百三十六人で前月比千百五十二人増えた。震災前に比べまだ一万五千八百二十九人少ない。東灘、北、西各区は震災前を上回っている。
 西宮市は四十四万六千二百九人と震災直前(四十二万四千百一人)をすでに上回っているほか、明石、伊丹、宝塚市などで震災前より増えた。その一方で、尼崎市は四十六万四千六百五十六人と震災前(四十九万二千七百九十三人)に比べて減少している。
 兵庫県内の推定人口総数は五百五十七万千二百十六人で前月比で二千九百十一人増えた。

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