阪神・淡路大震災の「復興局」3月末で廃止 兵庫県

2008/03/24 16:39

 兵庫県は二十三日までに、阪神・淡路大震災の復興施策を担当する「復興局」を三月末で廃止することを決めた。四月からは、防災企画局に復興担当の課を置く。 関連ニュース 長田の「シューズプラザ」 神戸の住宅会社に売却 神戸で全日本広告連盟大会 京都や新潟の取り組み表彰 阪神・淡路大震災劇、再演始まる 石田純一さんも

 復興局は、県土整備部にある五局のうちの一つで、復興推進課と復興支援課がある。
 県は震災から二カ月後の一九九五年三月、「阪神・淡路大震災復興本部」を設置した。二〇〇五年、同本部を廃止し、住宅再建などの課題に対応する住宅復興局を新設。〇六年の組織改編で、住宅復興局を復興局と住宅建築局に分離した。
 今回の改編により、部局レベルで「復興」を掲げる組織は消え、防災企画局内の一課だけとなる。被災高齢者の見守りなど、残された課題に対応するため、復興施策を担当する参事を置く。(磯辺康子)

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